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- Bluelounge レコードはBGMじゃない
2020.10.22
先日、年初から行きたかった展覧会にもようやく行くことができ、外出を楽しむ機会が増えてきました。食、読書、スポーツ、芸術といろいろありますが、感染抑制に気を配りながら秋を堪能したいものです。
その芸術の秋に、楽しみにしているのが11月3日に開催される「レコードの日」。レコードショップでレコードを買って楽しむことはもちろん、ライブ、DJイベント、トークショー、ヴァイナルアート展示など日本全国、同時多発に開催されるレコード祭りといったところです。
毎年4月の第3土曜日には「レコードストアデイ」という、アメリカをはじめ世界23カ国でやはり同時開催されるイベントがあり、今年はコロナ禍の影響で恒例開催とはなりませんでした。それでも、8月29日(土)、9月26日(土)に「RSD Drops」と題して開催され、10月24日(土)にも予定されています。
音楽配信も盛んで、簡単に音楽を手に入れられる今、レコードはフィジカルメディアなんて呼び方で、若い人たちにも(こそ)注目されているようです。
国際レコード産業連盟のデータによれば、2006年のレコード売上は世界で3600万ドル(約38.3億円)だったのが、2019年には7億ドル(約746億円)以上にまで伸びています。
以前、レコードをよく買うという若い人と話をしたら、普段は音楽配信などでミュージシャンや曲を探し、「ちゃんと向き合いたいミュージシャンの音源だけレコードで買う」と言っていました。
旧盤、名盤が見直されるのはもちろん、旬のアーティストもわざわざレコードで新譜を発表するケースも多くなっています。
ターンテーブルの上にレコードを乗せ、針を落として聴く。紙ジャケを手に、それを眺めながら聴き、終わればジャケットに戻して……こんな音楽を聴く所作が、音楽を聴き流さない「ちゃんと向き合う」時間を作るのではないかと思います。
これって買ってきた豆をハンドミルで挽いて、自宅でドリップコーヒーを楽しむのにも似ています。
以前、ごーが紹介していたコーヒーショップのマスターのお話のように、このレコードを聴くためのオーディオセッティングとか、部屋に飾ったらかっこいいジャケットとか、心に余裕がなければ、そういった所作は省きたくなるし、味わいはなくなって音楽も味気なくなっていきます。単なるBGMじゃ悲しい。
こんな風に考えるのは、先ほどの若者しかり欧米でもレコードブームを支えているのもミレニアル世代のようですから、おじさんの郷愁だけとも言えないはずです。
音楽を聴く所作には、美しい道具が必要で、BlueloungeのPosto2.0なんて、そんな道具にうってつけ。
GO TOと巣ごもりのいいとこ取りのようなレコードの日。もちろん、好きな音楽について人と語り合うのも楽しいのですが、部屋でひとりで、じっくり音楽を味わうという予定を入れるのもいいかもしれません。
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ぽーる
雑誌編集者を経て転身。菓子パン、じゃが芋、ベーコン、ソーセージetc.人生を形作ってきたともいえるものを断ってきて、トリニティ入社を機に断酒。コーヒーもやめてみようかと思っていたが、思った以上にトリニティのコーヒーが美味しく、むしろワンモア・コーヒー。
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